看護師の転職を成功するための注意点7つ
人手不足のため、求人サイトなどで看護師を募集する病院やクリニック・施設は多いです。ただ、今の職場からの転職を成功させるには、仕事内容や条件・勤務時間など、気をつけて見るべきポイントがあります。転職活動をはじめるナースに向けて、看護師の転職を成功するための注意点7つを紹介します。
看護師転職で確認するべき注意点7つ
看護師がベストな職場へ転職するために、注意しておくべきポイントを紹介します。
1. ゆずれない条件をはっきりさせておく
看護師の求人は多いため、色々な条件を比べているとなかなか決めにくいです。例えば、近い職場に移りたかったものの、高給与の求人を見ると、場所が遠くても目移りするなどのケースです。すると、やはり通勤時間の長さがまた不満になり、転職に失敗したと感じることも。
・なぜ転職したいのか
・転職で何を実現したいか（収入アップしたい、○○科にいきたいなど）
・どんな働き方がしたいか（時間・場所など）
このようなミスマッチを避けるため、上記のような外せない事柄を1～2つ書き出し、該当しない求人は弾くのがおすすめです。自分は仕事・生活で何を優先したいのかを考えてみては如何でしょうか。
2. 条件を書面と口頭で確認する
募集要項に書いてあった雇用条件が合っているか、かならず担当者に口頭で確認します。さらに、口約束ではあいまいなので、書面に記載してもらいましょう。
具体的には、次のような項目の確認が重要です。
・仕事内容の詳細
・配属先の科
・基本給とボーナスの有無
・勤務シフト
・夜勤の有無
・残業の有無
・残業代の支払いについて
・休暇日数
・福利厚生の内容
・教育制度 など
特に、働く時間に制約のある方はしっかり確認します。大病院からクリニックなど、今までと規模の違う職場に転職する場合も気をつけてください。異なる部分も増えるので、細かいことまで確認したほうが良いかもしれません。
3. 職場・スタッフの雰囲気を見ておく
「忙しすぎる職場だった」「人間関係が悪い」「病院の方針が合わない」などのミスマッチを防ぐには、職場見学をさせてもらうのが重要です。実際に働く現場やスタッフの人柄を見ておきましょう。院長と会わせてもらい、病院の方針を聞いておくのも大事です。患者として行ってみる方法もあります。
また、例えば収入の高さだけを求めて転職したものの、多忙すぎてついていけなかったなどのケースもあります。病院の忙しさの状況なども見ておくのがおすすめです。特に、違う科への転職を考えている方は、業務の進め方などを見ておきます。
4. 病院・施設の評判を調べる
Web上のクチコミには信憑性のないものもありますが、患者のリアルな声から職場の様子を知れることもあります。診療方針などを調べるついでに、評判もチェックしてみてください。クチコミや評価は、病院情報サイトやGoogleマップで見る事が出来ます！
5. 入職の時期を考える
看護の現場は、月によって状況が異なります。月ごとの転職先の状況を知っておき、入職したい時期に合わせて転職活動をはじめるのが良いです。
例えば、4月の入職は、新人と一緒にしっかり研修を受けたい・第二新卒などの方におすすめです。2月や9月の入職も、比較的人手が多い時期なので手厚くフォローしてもらいやすいです。8月や12月に入職すると、お盆や年末年始休みを取れないこともあるので注意してください。
6. 退職をいつまでに言う必要があるか確認する
就業規則をチェックし、退職をどのくらい前に申し出なければいけないか、確認してください。1～3ヶ月前に上司に伝えなければならない職場が多いです。
余裕をもって転職活動をするために、3ヶ月前には退職の相談をしておくのがおすすめです。
まとめ
転職に失敗したと思う看護師の原因は、思い込みや情報不足といった確認不足があったケースが多いです。特に、勤務条件は働きやすさに大きく関わるため、注意して確認しましょう。転職先を決める前に注意すべき点を知り、自分に合った職場を見つけてみてください。
看護師の人手不足は深刻です。そのため求人は常に多数出ており、転職先が見つからないということはまずありません。焦らずに、条件に合う求人が見つかるまで探すのも一つの方法です。
看護師には、病院や施設での勤務の他に、患者さんのお宅に看護師が訪問して看護をおこなう「訪問看護」という仕事もあります。緊急対応の多い多忙な現場よりも、ゆっくり働けることが多いのが特徴です。同じ看護の仕事でも、様々な職種を見てみてください。
