インタビュー

letter to you:工藤 葵 (写真家、編集長)

初めまして!ウェブマガジン 「メディケアナース」編集長、写真家の工藤葵と申します。

「メディケアナース」は訪問看護事業「メディケアナース」は訪問看護事業などを経営する「株式会社 T・Kホールディングス」のオウンドメディアです。

2021年7月より、看護師として働くひとの休日に“のんびり”を届けるウェブマガジンとしてリニューアル致しました。

「メディケアナース」が考える“のんびり”は「私を楽しみ、私と語らう時間」です。

今回「初めまして」の皆さまに自己紹介を出来ればと思い、文章を綴ります。

私は2020年の春まで、看護師として「介護老人保健施設」に勤めていました。

現在は写真撮影、映像制作、執筆、企画を中心に活動しています。

私が看護師を目指したのは、母親をがんで亡くし、アイデンティティかのように感じていた部活も呆気なく終えた高校三年生の春。

「部活も母親も失った私がこの先、生きていく意味って何?」

素直にそう思いました。

人生に絶望した訳ではなく「この先どうやって生きてゆくんだ…?」とふと立ち止まったような感覚。

ですが、母親のたくましい生き様と、注いでくれた愛情の深さを思うと答えは簡単で “私の人生を大切に生きること”

それが全てだと信じて、前に進もうと決意したのです。

看護師として最初に勤めた総合病院では、見事にポンコツまっしぐら。

私は“出来ない看護師”でした。他人に看護師だと名乗る自信すら持てず「何で看護師になったんだっけ」と思い悩む日々。

「もうだめかも」とくじけるほんの少し手前「介護老人保健施設」に転職を決めました。

この転職をきっかけに私は生活を取り戻し、一人の看護師になる事が出来ました。

老いることも、病気を患うことも、死ぬことも生きること。死に様は生き様で、全てはどう受け入れるかなのかもしれない。

この職場を通して私が学んだ事です。

また、身体の健康と同等に、各々に“生活の楽しみ”がある事が重要なのだと強く思うようになりました。

一見、当たり前の事ですが「介護老人保健施設」という場所でそのような“生活”を送る事はとっても大変です。

一杯の珈琲、朝ドラ、おやつ、ラジオ、雑誌、ビール。

誰かにとってはまるで必要無いけれど、誰かにとっては命同様に大切なもの。

医療・介護現場ではない場所で、誰かにとっての“生活の楽しみ”について真剣に向き合いたいと思い「介護老人保健施設」を2020年退職しました。

私事ですが、このような経緯もあり「メディケアナース」を新たに育んでゆこうと意気込んでいます。

そして「メディケアナース」のインタビューシリーズではジャンルを問わず、多様な立場のひとにとっての「 私を楽しみ、私と語らう時間」について探ります。

休日、のんびりのお供にどうぞ。


執筆:工藤 葵 (写真家・メディケアナース編集長)

フリーランスの写真家、元看護師。「生きる眩しさ」を大切に、写真撮影・映像制作・執筆・企画を中心に活動中。

「株式会社 横浜ビール」広報、SNS運用。2021年7月よりウェブマガジン  「メディケアナース」編集長。

フォトプロジェクト「ビールとふうぼう」制作中。

https://aoikudoaonisai.wordpress.com