看護師はたとえば正看護師・准看護師などの種類があり、またさらに資格を取得した看護師や、職場によって仕事内容も大きく変わってくることがあります。
この記事では、看護師の種別や仕事内容にはどのような種類があるのかなど、分かりやすく解説していきます。
看護職の種類とは?
看護職には正看護師のほかさまざまな種類の仕事があります。それぞれ必要な資格などが異なるため、仕事内容とあわせて紹介していきます。
看護師
正看護師のことです。国家資格の取得が必須になります。患者に対する診療のサポート、家族への指導や、病気やケガなどで入院している患者の世話などをおこなうのがおもな仕事です。
准看護師
都道府県知事資格になります。正看護師よりは資格取得のハードルが低めです。医師や看護師から指示を受けたうえで、患者の診療のサポートや入院患者の世話などをおこなうのが仕事です。
看護師と准看護師のくわしい違いについては、以下の記事で解説しています。参考にしてください。
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保健師
看護師の国家資格のほか、保健師の国家資格を取得することで就ける仕事です。保健所や学校・企業などで病気・ケガの予防や健康の維持のための保健的な指導が仕事です。
助産師
看護師の国家資格のほか、助産師の国家資格を取得することで就ける仕事です。分娩の介助や妊産婦・乳児に対する保健指導などがおもな仕事です。
看護師の種類とは?
看護師はさらに「認定看護師」「専門看護師」などの上位資格を取得することで、ステップアップができます。これらの資格を持つ看護師は、一目置かれる存在です。どのような看護師なのか、紹介します。
看護師のスキルアップ資格については、以下の記事でよりくわしく解説しています。
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認定看護師
特定の看護分野において熟練した知識と看護技術を有することを証明する資格です。認定看護分野は21あり、2020年度から新たに19分野の教育が開始されます。
この資格を取得した看護師は「認定看護師」として他部署への指導が可能になるなど、活動範囲を広げることができ、給与アップや昇給が期待できます。
専門看護師
認定看護師よりさらに難易度と取得のハードルが高い資格です。特定の看護分野における卓越した知識と看護技術が求められます。2016年時点で特定されている専門看護分野は13分野です。
認定看護師よりもより高度な知識・看護技術が求められ、資格を取得することで「専門看護師」と認められます。2017年度の時点で有資格者は全国でも2100人前後と狭き門です。
看護師の職場の種類は?
看護師は病院のほかにも、介護施設などさまざまな職場でその資格を活かすことができます。どのような職場があるのか、いくつかご紹介します。
医療分野
病院やクリニックなどの医療分野は、看護師の仕事としてもっともスタンダードといえるでしょう。
病院やクリニックといっても病床数や規模が異なり、診療科の種類も異なるので、それぞれの場所によって仕事内容も変わってきます。
また、近年は社会保障費が増加している影響から、自宅療養が増加の傾向にあり、訪問看護ステーションも増えてきているので、訪問看護師という仕事も注目されています。
介護分野
医療分野と近い部分もあるかもしれませんが、看護師は介護分野でも活躍できます。高齢化社会となり介護を必要とする高齢者が増えるなかで、介護施設にとって看護師は欠かせない存在です。
介護分野での職場としては老人ホームやデイサービスなど、介護施設での健康管理のほか、訪問入浴サービスなどで利用者さんのお宅で健康管理や入浴介助などをおこなうなどがあります。
その他
病院や介護施設のほかにも、保育園や企業の保健室に勤務する産業看護師などの仕事もあります。
そのほか、旅行に同行してもしもの場合の応急処置などをおこなうツアーナース、イベントナースなど日雇いの仕事もあります。
まとめ
このように、看護師には正看護師・准看護師・保健師・助産師などの種類があり、またさらに職場にもさまざまな種類があります。
看護師の仕事はハードワークといわれますが、自分の楽ぃフスタイルに合わせて職場もさまざまな選択肢があるので、ほかの業務に興味がある方はさらにくわしく調べてみてはいかがでしょうか。