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看護師の退職金はいくらもらえる?計算方法・相場は?

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看護師として長く職場に勤めてきて、もし退職する場合に退職金は支給されるのか、またもらえるとしたらどのくらいの金額なのか、という部分は気になることでしょう。

この記事では、看護師の退職金に関するデータや、何年ほど勤務すれば支給対象になりえるのか、支給額の相場はいくらくらいなのか、解説していきます。

看護師は退職金をもらえる?

そもそも退職金は福利厚生の一環で、かならずもらえるものではありません。

厚生労働省の「平成30年就労条件総合調査結果の概況」によれば、全国の医療・福祉関連の病院を含む全企業のうち退職金制度がある企業は87.3%という結果でした。

比率としては多いといえますが、小規模の病院やクリニックなど、残り12.7%の施設では支払われないことがあります。現在の職場、もしくは転職先に退職金制度があるか、確認しておくとよいでしょう。

退職金が支給される条件

退職金がもらえるかどうかは、まず「勤務先に退職金制度があるか」、そして「同じ勤務先に3年以上勤続しているか」がポイントとなります。

退職金制度の有無は、就業規則で確認できます。3年以上というのは、勤続している看護師に支給する病院・施設が多いためです。ところによってはこの年数が変わってくることもあるでしょう。

なお、長期間の欠勤や機密の漏えい、その他犯罪行為などをおこなった場合は、当然支給されません。

看護師の退職金の計算方法

病院など施設によって、退職金の計算方法が異なります。おもにつぎの4種類なので、自分がいくらもらえるか調べたいとき、参考にしてみてください。

ケース1:勤続年数×固定金額

勤務先が固定の金額を定め、それを勤続年数で掛けた分を支払うというパターンです。勤務先が定めた金額となるため、計算したい場合は確認する必要があります。

ケース2:勤続年数×基本給

このケースであれば、すぐに計算がおこなえることでしょう。たとえば、基本給が30万円で5年勤続した場合150万円となります。

ケース3:勤続年数×基本給×功績倍率

功績倍率とは、その看護師が病院に功績した実績です。指標が公開されているのであれば分かりやすいですが、非公開だとうやむやになってしまう場合もあります。

しかし、「勤続年数×基本給」にさらに倍率が掛けられるため、1以上であればケース2より高い金額をもらえることになります。

ケース4:勤続年数により病院側が定める

上記では3種類の計算方法をご紹介しましたが、このほかに病院側が勤続年数により金額を定めているという場合もあります。

看護師の退職金相場はいくら?

つづいて、世間的な看護師の退職金相場をご紹介します。なお、上記のように勤務先の病院・施設で計算式が異なり、また施設の場所や規模によっても金額は大きく変わるので、参考程度となります。

勤続3年:20~30万円
勤続4年:30~50万円
勤続5年:50~100万円
勤続10年:200~400万円
勤続20年~:1500万円~

退職金が相場より高めの施設は?

ちなみに、退職金が多い勤務先トップ3はつぎのようになっています。

1位:国公立病院や大学病院
2位:老人ホームなど介護施設
3位:大手の総合病院や企業病院

まとめ

看護師の退職金について、計算方法や相場などご紹介しました。

長く働くのであれば、勤続年数が増えるほどもらえるか・もらえないかで所得に数百~数千万円の違いが出てくることもあるので、早い段階で退職金制度があるかどうかは確認しておくのがおすすめです。

退職金を受け取りたいのに制度がないというのであれば、転職するというのもひとつの道かもしれません。

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  • この記事を書いた人
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矢口聡子(看護師)

【在籍】日本医科大学第一病院、アレルギー臨床研究所、佐々総合病院、クリニック等、訪問看護ステーション勤務。看護師歴31年。【スキル】訪問看護、精神訪問看護、BOC(口腔ケア)プロバイダー【経歴】1967年生まれ。日本医科大学付属看護専門学校卒。大学病院では小児科(白血病)病棟勤務。総合病院では終末期病棟勤務(レスピレーター管理、看護学生指導担当)。

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