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看護師が保育園で勤務する場合の仕事内容・役割

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厚生労働省により、私立の保育園は看護師を設置するように義務付けられています。都内など都市部だと保育園も多いため、他県と比較して求人も多いです。

しかし、保育園で働く看護師の仕事は、やはり病院や介護施設などとは異なります。その仕事内容や求められる役割、勤務体系などをご紹介しましょう。

保育園での看護師の仕事内容・役割

看護師が保育園に勤務する場合、おもな仕事内容や役割は以下のようになっています。

子どもの健康管理

日々の対応

園児の日々の生活や体調に気を配り、ケガや体調不良が発生した場合の対応をおこないます。

保育の補助

保育士の補助として、同様の業務をおこなうこともあります。保育士としての仕事も把握しておく必要があります。

園内の衛生状態保全

保育室はもちろん、流しやトイレ、廊下など園児が利用するものの衛生状態に問題はないか、危険がないかの確認・保全をおこないます。

園外保育への付き添い

遠足などに同行し、外出先で園児がケガや急病となった場合の対処をおこないます。事前に行き先の最寄りにある病院の情報を収集しておくことも仕事です。

保護者への指導

保健指導

子どもに注意すべき感染症や流行っている病気、日々の衛生管理など、保護者向けの指導をおこないます。保健だより発行や掲示なども仕事のひとつです。

予防接種の情報提供

園児の年齢に適する予防接種の情報提供をおこないます。

職員の健康管理・指導

保健指導

保護者におこなう保健指導を職員にも周知します。

健康診断

保育園によって職員の健康診断のサポートをおこなう、病院との連携を取るなどの仕事もあります。

看護師が保育園で勤務するメリット

勤務時間が一定で夜勤がない

病院や介護施設などのように勤務時間が2交代制・3交代制などのシフトではなく、また休日はカレンダー通りで、夜勤もありません。残業も少ないです。

生活サイクルを整えたい、夜勤がきついという看護師にとっては働きやすいです。休日がカレンダー通りということもあり、プライベートも大事にできます。

保育士宿舎借り上げ支援事業を利用できる

保育士宿舎借り上げ支援事業とは、保育士の人材確保・雇用促進のため、国や自治体が保育園に対して保育士(看護師)の住宅費用の補助をおこなう制度です。

東京の場合は共益費を含め、原則として月額8万2千円もの家賃が補助されます。ただし、保育園によっては対象外となることもあるため、確認が必要です。

子どもとふれあえる

子どもが好きという看護師にとっては、最適な職場といえるでしょう。子育てをしたことがある場合はその経験を活かせますし、これから自分が子育てをする場合は将来的に経験を活かせます。

看護師が保育園で勤務するデメリット

給与が安め

保育園の常勤看護師は平均月収がおよそ20~30万円といわれます。看護師全体の平均月収が32万円といわれているので、それと比較してもやや安めです。夜勤もないため夜勤手当もつきません。

ただ、給与や優遇は運営母体で異なります。公立の幼稚園は運営が地方自治体のため、公務員として扱われるので、給料や待遇が平均以上の可能性も高いです。

同職の同僚がいない場合がある

保育園は看護師の勤務が一人だけという場合が多く、病院など看護師が多い現場と違って、医療的な不測の事態に相談できる相手がいません。経験を積み、一人でも解決できるようにする必要があります。

看護師が保育園で働くのに必要な資格

看護師の資格があれば、ほかに必要な資格はありません。ただ、小児科など子どもに関わる勤務の経験があると有利といえるでしょう。

准看護師でも勤務することは可能です。ただ、正看護師の人材を求めている保育園が多いので、准看護師も募集しているのかどうか、求人を確認しておくことが重要です。

まとめ

保育園での看護師の仕事について解説しました。病院などと比較すると給与が安めではあるものの、ライフワークバランスを重視する方や夜勤が苦手な方には適している仕事といえます。

ただ、全国で見ると保育園での看護師の求人はそれほど多くないのが現状です。求人を探している場合は、都市部の情報を確認するのがおすすめです。

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矢口聡子(看護師)

【在籍】日本医科大学第一病院、アレルギー臨床研究所、佐々総合病院、クリニック等、訪問看護ステーション勤務。看護師歴31年。【スキル】訪問看護、精神訪問看護、BOC(口腔ケア)プロバイダー【経歴】1967年生まれ。日本医科大学付属看護専門学校卒。大学病院では小児科(白血病)病棟勤務。総合病院では終末期病棟勤務(レスピレーター管理、看護学生指導担当)。

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