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看護師の転職回数の平均は?回数が多くても転職を成功させるコツ

投稿日:2019年7月3日 更新日:

どの仕事においても、転職回数があまりに多いと転職の際に理由を聞かれたり、不利になったりする場面はあります。

看護師さんとして転職を考えたとき、看護師の転職回数の平均や、どのくらいの回数だと「多い」と思われるのかは気になる部分かと思います。これらについて説明していきましょう。

看護師の転職回数の平均データ

首都圏・関西圏の現役看護師さんを対象とした、看護師転職サイト「ナースフル」実施のアンケートによると、結果は以下のようになりました。

年代別の転職回数データ

なし 1回 2回 3回 4回 5回 6回以上
20代 45.8% 30.1% 16.9% - 6.0% 1.2% -
30代 23.0% 21.1% 24.1% 14.6% 8.8% 2.7% 5.7%
40代 11.7% 12.5% 25.0% 18.8% 13.3% 8.6% 10.2%

転職回数の平均

20代:0.9回
30代:2.0回
40代:2.8回

年齢が上がるごとに転職を経験した人は増えてくるので、このような結果になりました。20代だとやはり転職をしていない人がもっとも多いです。

全年代での転職回数データ

なし 1回 2回 3回 4回 5回 6回以上
23.9% 20.3% 23.1% 13.1% 9.5% 4.0% 5.9%

転職回数の平均

全体:2回

このように、看護師さん全体で見ると転職回数の平均は1~3回となっており、転職をせず1ヶ所で働き続ける人もまた多いという結果になりました。

看護師が転職を考える理由ベスト10

看護師が転職を考える理由として多いものは何でしょうか。2010年に厚生労働省が実施した「看護職員就業状況等実態調査」では、「他施設で看護職員として働きたい理由」について、次のような理由が上位になっています。

1位 他施設への興味 34.1%
2位 給与に不満がある 31.1%
3位 休暇が取れない・取りづらいため 24.5%
4位 超過時間が多いため 22.3%
5位 責任の重さ・医療事故に不安がある 17.7%
6位 夜勤の負担が大きい 16.7%
7位 人間関係がよくない 15.4%
8位 キャリアアップの機会がない 11.6%
9位 健康問題 8.7%
10位 出産・育児 8.4%

参考:看護職員就業状況等実態調査結果

1位は他施設への興味ですが、それ以降は労働環境に対する不満や悩みが転職理由となっています。

転職回数が多いと面接で不利になるのか?

看護師という職種に限らず、一般的に転職回数が多いと面接で不利になると言われています。

では、何回から不利になるのでしょうか?

転職サイトのリクナビNEXTが企業の人事担当者に実施した「転職歴は何回目くらいから気になりますか?」というアンケートでは、下記のような結果になりました。

1回 2%
2回 8%
3回 40%
4回 16%
5回 12%
6回 4%
7~9回 2%
10回以上 1%
気にならない 15%

参考:転職回数が多いと不利?年代別の転職回数と採用実態

3回目から気にする企業が多いという結果になっています。

転職回数が多いといわれる看護師の業界に上記データが完璧に当てはまるわけではありませんが、一般的には転職回数が多くなれば採用は不利になるようです。

転職回数が多くても転職を成功させるコツ

前述のように転職回数の平均は1~3回であり、これを超えると回数がやや多いと認識されることがあるようです。

では、転職回数が多くてもネックとならず採用してもらうにはどうすればよいのか、そのためのコツを解説していきましょう。

納得のいく転職理由を伝える

たとえば、これまでの職場が残業の多さを理由に辞めたということであれば、ただ「残業が多く休めなかったため」というのでは、ちょっとした残業もできないのでは?と思われかねません。

「◯時間の残業が1ヶ月のうち◯日あり、身体的に厳しかったため」など具体的に数字を交えて大変さを伝えれば、気軽に辞めたわけではないということを伝えることができます。

しかし、前職の不満ばかり言ったり、自分はまったく悪くないという話し方をしたりするのはNGです。やむなく辞めたことだけを伝えましょう。

資格や経験が豊富であることをアピールする

転職の回数が多いとしても、それだけ多くの診療科や病棟を経験しているということであれば、それを強みにするとよいでしょう。

また、さまざまな資格を持っているということであれば、さらに付加価値となります。資格取得も考えてみてはいかがでしょうか。

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応募先に最適な人材であることをアピールする

応募先の求人情報やサイトを見て、応募先がどの診療科や分野に力を入れており、どのような人材を求めているのか、といった部分を読み解きます。

そのうえで、自分がどのような部分で貢献できるのか、これまでの経験で得たスキルをどう発揮できるのか伝えれば、即戦力として活躍できることをアピールできます。

とくに人手が不足している病院・施設にとっては即戦力のある看護師はありがたい存在です。そういった場所なら採用もされやすいでしょう。

まとめ

複数回の転職を経験している看護師さんだと「つぎの転職はむずかしいかも」と思うことがあるかもしれませんが、基本的に看護師さんは引く手あまたともいえる職種です。

2、3回の転職は気にする必要がなく、それ以上であってもうまく自己PRができれば、とくにネックとならないことが多いようです。

さらなる転職を希望される方は、自分の強みを活かせる職場を探してみてはいかがでしょうか。

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  • この記事を書いた人
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矢口聡子(看護師)

【在籍】日本医科大学第一病院、アレルギー臨床研究所、佐々総合病院、クリニック等、訪問看護ステーション勤務。看護師歴31年。【スキル】訪問看護、精神訪問看護、BOC(口腔ケア)プロバイダー【経歴】1967年生まれ。日本医科大学付属看護専門学校卒。大学病院では小児科(白血病)病棟勤務。総合病院では終末期病棟勤務(レスピレーター管理、看護学生指導担当)。

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