看護師は出会いがなくて結婚しづらい、忙しくてなかなか恋愛ができない・・・という噂を耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それは本当でしょうか?
実際の看護師の結婚年齢の平均や既婚率、どのように出会って結婚したのか、など看護師の結婚事情について紹介していきます。
看護師の年齢別・既婚率データ
総務省の「2005年国勢調査報告書」による一般女性の既婚率と、日本看護協会「2005年看護職員実態調査」によれば、年齢別の既婚率(有配偶率)はつぎのようになっています。
年齢 | 看護師の既婚率 | 一般女性の既婚率 | 両者の差 |
---|---|---|---|
20~24歳 | 4.2% | 10.4% | -6.2% |
25~29歳 | 24.3% | 38.2% | -13.9% |
30~34歳 | 46.9% | 62.7% | -15.8% |
35~39歳 | 56.5% | 72.4% | -15.9% |
40~44歳 | 68.8% | 77.5% | -8.7% |
45~49歳 | 74.5% | 80.5% | -6.0% |
50~54歳 | 78.9% | 80.9% | -2.0% |
55~59歳 | 78.3% | 79.2% | -0.9% |
出典:厚生労働省データ
このように、比較すると一般職の女性のほうが既婚率はやや高めとなっています。20代~40代後半にかけてはやや差が大きめですが、50代となると差はかなり縮まります。
たしかに差はありますが、何十%というほど大きな差ではありません。また、これは選出されたなかで回答を返信した人のみの「一部の人のデータ」なので、鵜呑みにすることはないといえるでしょう。
というのも、年齢別有子率(子どもがいる人)のデータでは、一般女性より看護師さんのほうが高い結果となったためです。そのため「看護師は結婚できない」ということはありません。
看護師の結婚が遠のきがちな理由
しかし、看護師のなかには恋愛がうまくいかない、結婚に結びつかない、と悩む人もいます。そのよくある原因は以下のようなものです。
忙しく時間が合わない
勤務先にはよりますが、勤務時間やシフトもバラバラという看護師さんは多いです。また、夜勤やオンコールなど夜間の呼び出しなどあれば、落ち着いて過ごせない日もあるでしょう。
そうなると、二人で過ごす時間も少なくなり、相手も忙しい人であれば生活がすれ違ってしまうことが考えられます。
出会いがない
高齢患者の多い病院や医療施設、小規模の診療所などに勤めている看護師だと、病院と家の行き来ばかりでは、なかなか出会いがありません。
看護師同士で相手を紹介し合ったり、合コンやパーティーなどに参加したりしていれば出会いもあるでしょうが、このような場がないと出会いが少ないかもしれません。
看護師におすすめの婚活方法
このように忙しい看護師が恋人を見つけて結婚するためには、以下のような方法が考えられます。
結婚相談所
結婚相手に求める条件を伝えることで、それに合う相手を紹介してもらうことができます。登録料が高めという部分がネックですが、自分で相手を探し、見極め、会うセッティングをする手間がありません。
また、しっかり情報を開示して登録するものなので、婚活アプリなどのようにマルチや投資などに勧誘する人や、未婚と偽る既婚者などに遭遇する可能性は低いといえるでしょう。
婚活パーティー
婚活パーティーや街コンを開催するサービスに登録すれば、いつでも手軽に申し込んで参加できます。女性だと参加費も男性より安く、なかには無料のものもあります。
また「女性は看護師のみ」など、職業を限定した回もあるので、このような場なら看護師と結婚したい参加者ばかりなので、仕事に理解もあり、うまくいく可能性も高まります。
とくに、看護師といえば世間的に「優しく献身的」というイメージが強いです。そのため、看護師は人気が高いことでしょう。
婚活アプリ・サイト
相手を探して見極め、メッセージでやり取りをし、会うセッティングなどをする時間や手間はかかります。しかし、女性だと男性より料金が安い、もしくは無料で利用できます。
また、アプリをインストールして登録するだけ、お互いに「いいね」すればマッチングして会話ができるなど、気軽に知り合って出会えるという部分が魅力です。
身分証を登録しないと利用できませんが、なかには前述のようにアプリ経由で悪徳ビジネスをしていたり、身分を偽ったりする人もいるので、しっかりやり取りして相手を見極める必要があるでしょう。
友人・知人からの紹介
仲のよい友人からの紹介であれば、身分にも一定の信用が置けますし、気が合いそうだと思うお相手を紹介してくれるかもしれません。
ただ、あまり合わないと思ったときに断りにくいという部分がネックなので、なかなか出会えずに困ったというときの奥の手としたいところです。
まとめ
結婚したい気持ちはあっても、いまの状況ではなかなか出会いがなく、また仕事が忙しくて厳しいということであれば、転職する手があります。
同じ看護師という仕事であっても、勤務先によっては土日休みで夜勤なしということもあります。一時的であっても、負担の少ない職場に移るというのはよいかもしれません。